興洋フリーズ株式会社
私たち興洋フリーズ株式会社は、1985年に高知市で創業し、OEMやPB加工を得意としています。高知県産の養殖魚や天然魚を活かした水産加工食品を、量販店や飲食店、卸業者へ提供するほか、一般のお客様にもインターネット販売を通じてお届けしています。小型魚や価格が低めの未利用魚、未利用部位など、加工が難しい素材にも高い技術力で対応し、特定のニーズに合った水産加工品として販路を広げてきました。
2021年には、廃棄される魚の皮を革製品に生まれ変わらせるブランド「Ocean Leather」を立ち上げ、魚を最大限に活用する新たな事業にも取り組んでいます。
Ocean Leather
Brand Concept
海をその手に
私たちは、「海をその手に」というコンセプトを掲げ、財布、キーケース、アクセサリーなどの様々なフィッシュレザー製品を製造しています。私たちは、単に魚を消費することを超え、彼らの生き様を尊重することを目指しています。そのため廃棄物削減、漁業者の収入向上に重点を置き、廃棄された魚の皮やウロコを製品にアップサイクルしています。フィッシュレザーを通して、海と魚、そして私たちとの繋がりをより身近になることを願っています。
Brand Story
創設者の高橋は、16歳の時に水産業で働きながら、魚を捌くアルバイトをしていました。その際、魚の加工段階で多くの部分が廃棄されており、1匹の魚から刺身を作るためには約60〜70%の部分が捨てられていることに気付きました。水産業者はこれらの廃棄物を捨てるためにお金を支払っており、この状況に疑問を抱き始めました。「この廃棄物を有効活用できないか?」と日々考えるようになりました。
大学生になったある日、地元の釣具屋に飾られていた「魚のはく製」に興味を持ちました。これまで見過ごしていたものでしたが、その美しく逞しい剥製が気になり、はく製について調査を始めました。すると、はく製は革と同様の製法で作られていることを知り、その瞬間に「魚の革で財布を作るのは面白いかもしれない」と考え、研究と実験を開始しました。当時はフィッシュレザーに関する情報や専門店がなかったため、一般的な革の鞣し方について独学し、それを魚の皮に適用するための実験を繰り返しました。
約1年の研究と試行錯誤の末、納得できる「フィッシュレザー」を開発しました。数々の失敗を経ても多くの協力のおかげで、2021年にブランドを立ち上げることができました。
The connecting to the majestic ocean